高齢者の方は、あまり動かないから食欲もない方が多いですね。
それでもお話しすると、おいしいものを食べたいとおっしゃいます。
あたりまえですよね。生命を維持するのはまず食べること。
食事ぐらいは何とか自分で食べたいのか本音ですが、食事介助を余儀なくされている方もおられます。
見ていると、虐待か?と疑ってしまうような場面によく遭遇します。ヘルパーも時間内に食事をしていただくために必死なんですが。
ご飯とおかずを混ぜて、スプーンに山盛りにして口に運ぶ。同じテーブルに何人かおられるときは順番に。ご飯がほぼなくなったら、汁物。水分もとっていただかないと、と食事が終了してから無理矢理残さずに飲んでいただく。
いくらなんでもそれって…。
食事の前に少しお茶を飲んで、それからご飯とおかず、汁物とまんべんなく食べて、途中で少しお茶を飲んで、食事後にゆっくりお茶を飲む。自分たちが食事をするときってそうしませんか。
なんだか介護保険で時間に縛られて、人間扱いせずに作業をしているみたいで。嫌ですね。でもそれが現状でもあるってことを行政はわかっているのかと憤りも感じて日々を送っておられるヘルパーもいます。高齢者も介護者も人間だぞ!