noyonoyo’s blog

老人ホームで感じたこと、気が付いたこと

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人生100歳時代の悲哀

入居している高齢者の家族の方から相談がありました。 これ以上、老人ホームでの生活はできない。お金が続かないということでした。 入居時に際し、入居者の方がこれまで住んでいた家を処分してお金を工面したそうです。そして…そのお金を月々の支払いに充て…

介護と家族

誰しも住み慣れた家で、家族に看取られて逝くことを願っておられます。 家族もできればそうありたいと思うのでしょうが、現実は…。 誰しも歳をとると体が弱ってきます。病気になることもあります。車いす生活を余儀なくされるかもしれないし、認知症状がでる…

一人暮らし

核家族が普通になった現在、一人暮らしを余儀なくされている老人は多くいます。 政府は老人福祉に関して、最後まで住み慣れた環境で暮らせることを前提に福祉行政を進めようとしています。家族が一緒になって、介護力を高めないと、福祉分野への支出が膨大に…

家族の虐待

家族ってなんだろう 考えさせられるニュースが毎日報道されます。 育児のネグレストや子どもへの虐待、同居家族の引きこもり、同居親への虐待… どれも、ほん身近でいつでも起こりうる状況であるだけに同情したり、恐怖を覚えたり、様々な感情が交錯します。 …

介護現場のカスハラ その2

訪問介護で、伺った時です。 その方は、ご高齢の女性でほぼ寝たきり。要介護4。食事の支度と食事介護、後片付けが主な業務でした。同性介護をご希望でした。 お一人暮らしですが、すぐ近くに知り合いのおじいさんが住んでおられ、その方が日々の介護を担って…

介護現場のカスハラ その1

最近話題のカスハラについて、介護現場からのお話です。 家族の方は「お金を払ってみてもらっているから、やってもらってあたりまえ」と思っていらっしゃいます。 介護保険では、例えば訪問介護の生活援助で考えてみても玄関の掃除やサッシの掃除、庭掃除等…