noyonoyo’s blog

老人ホームで感じたこと、気が付いたこと

食事介助のこと その1

f:id:noyonoyo:20190406172736j:plain


老人ホームでは食事時、介助が必要な方も多々おられます。でもその方はほんとうに介助が必要なの?と思っても、食事時間内に何とか食べてもらいたい一心で介助に入ってしまうことが多いのも事実ですよね。こぼすし…、遅いし…。厨房から片付けができないから早く済ませてほしいといった声があったりして。

食事は基本的にご自分で、とは思ってもなかなかできないこともあります。ヘルパーだって本当は介助なしで食事をしていただきたいのだけれど、そういったことでつい手が出てしまう。

どうしたらいいんでしょうかね。

もちろん家族の方からは、できるだけ自分でできることはさせてくださいと言われます。ケアマネージャーも同じようにできるだけ自分で食事をとってもらってくださいと。わかってはいるんですが。日々、ジレンマに陥っているのが現状ではないかと感じています。

ヘルパー会議でもそういった話が出ます。結論は結、「できるだけ自分で…」となります。でも現場ではそうも言ってられない。

ヘルパーだって早く食事を済ませて次の仕事に移りたいって気持ちがあります。食事で一時間を超えることもざらですからね。スプーンに山盛り入れて、口に運んだり、飲み込みを確認せず、無理に押し込むといったことも目にしたことがあります。事故の元です。でも現場では、わかっていても見て見ぬふりになっていることもあります。事故になってなければいいやと。考えてみれば怖いことですよ。でもそうならざるを得ない現場なんだということでもあります。

なんかいい方法はないかしら。