利用者の方に声をかけるとき、上から目線になっていませんか?
世話をしてあげるのではなく、させてもらっているということを忘れずに。
ヘルパーの報酬は、介護保険で支払われます。利用者はお客様です。もちろん理不尽なことを要求されたり、罵声に近い言葉を発せられることもあります。そこはプロ意識を持ってうまく話をもっていく。これはもう日々の勉強と経験しかないような気がします。
一つ具体的な話をしてみます。たとえばおむつ替えの時。尿量が多く、着衣まで汚染したらもちろん、着替えますよね。そうした時もあわてずに、時間がかかってもどの服がいいか話しながらしましょう。服を一緒に選ばなかっただけで「勝手に着させられた」という思いを心の中に植え付けてしまい、なにかにつけて「あの人は私の気持ちをわかってくれない」という思いを残してしまうことになります。
高齢者の方々はほとんどがヘルパーより年上です。プライドもあります。言葉は悪いですが、そこをくすぐって笑顔で切り抜けてください。
そしてうまく切り抜けられたときは自分をほめることを忘れずに。よくやった!と。