どうすれば楽しく介護の仕事ができるのか、考えてみたいと思います。
高齢者の方はまず間違いなく、寂しいんです。
歳をとれば友だちも連れ合いも亡くなっていく。あるいは娘や息子にも先立たれる。
歳をとるってことは、そういうことなんです。
若いころとちがって、新しい友だちなんてまず作ることはできません。恋愛感情はあっても、そのほとんどは実を結ぶこともありません。
ヘルパーは疑似友だちであり、疑似家族にもなりうるんです。
もちろんヘルパーも、利用者の方も”疑似”であることはよくわかっています。
それでもなお、そういう関係性を意識して仕事に関わりと思います。
自分の親だったらどうしてあげたいだろう。
どんな話をしたら楽しいのだろう。
考えてコミュニケーションをとってください。
そういう気持ちが高齢者の心の扉を開けることになります。
せめて私と一緒にいるときは笑ってください。そう思って仕事をしてください。
かならず、利用者の方は心を開いて、笑顔を見せてくださいます。
せっかく結べた縁です。大事にして、笑って仕事をしましょう。